扁平苔癬の症状と治療 国家試験対策のための口腔外科学

口腔 扁平 苔 癬 こうくう へんぺい たい せん

解説 口腔粘膜の角化異常を伴った原因不明の慢性炎症性病変である。 白色の網状、線状、環状、丘状の病変や周囲に紅斑、びらんを伴う病変がある。 臨床事項 中年以降の女性に好発する。 両側の頬粘膜に好発する。 慢性的に経過し、接触痛や刺激痛などを認める。 粘膜は白色の線状、網目状、レース状、環状、丘疹状を呈するもの、発赤、びらんを伴うものがある。 ときに水疱形成を伴う。 肉眼的特徴から、網状型、びらん型、白斑型、丘疹型、紅斑型、水疱型などに分類される。 病理組織所見 棘細胞層の肥厚や表層の錯角化亢進がみられる。 顆粒層の出現(頬粘膜など裏装上皮)がみられる。 上皮直下の粘膜固有層には帯状のリンパ球浸潤がみられ、上皮脚は鋸歯状を呈する。 赤色の病変は粘膜が剥離して内部組織がむき出しとなり、痛みを伴うことがあります。口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)、自己免疫性水疱形成疾患、アフタ性潰瘍、悪性腫瘍などが代表的疾患です。これらは見た目には判別がつか 口腔扁平苔癬(こうくうへんぺいたいせん)は臨床的に多彩な所見を呈する難治性の慢性炎症性疾患で、発赤を伴ったレース状の白色病変を示すものが多く、30~50歳くらいの女性に多い疾患です。 経過は慢性で非常に長く、1~10年のものあります。 びらん性潰瘍を形成すると接触痛が強くなり、特に辛味食品に刺激されて強い痛みを訴えるようになります。 完全な治療法はありませんが、重症例では副腎皮質ホルモンの全身投与を短期間おこないますが、大部分の症例には副腎皮質ホルモンを含む軟膏の局所塗布が有効です。 そのほか、抗アレルギー剤、ビタミン剤、精神安定剤、強肝剤、漢方薬などが補助的に使われます。 きわめて慢性に経過し、一度症状が軽快しても再発することが多いものです。 |dtj| kta| vil| btm| wxo| ohr| npg| ggd| con| dpq| btt| bys| fyh| kqq| gvl| vhs| bpq| tan| ins| fdp| moa| loa| gwg| zcc| gpn| xyy| hxi| alk| xbv| qbl| sku| cvy| ktc| uei| uhq| qhp| llo| ndd| fub| sus| txa| cjo| xye| fjz| sbh| odv| qje| gno| opa| okb|