閑さや岩にしみ入る蝉の声 #short

蝉 の 声 俳句

閑さや岩にしみ入る蝉の声 (しずかさや いわにしみいる せみのこえ [1] )は、 松尾芭蕉 が 元禄 2年 5月27日 ( 1689年 7月13日 )に 出羽国 (現在の 山形市 )の 立石寺 (山寺)に参詣した際に詠んだ 発句 [2] 。 『 奥の細道 』に収録されている。 随伴した 河合曾良 が記した『 随行日記 』では、 山寺や石にしみつく蝉の声 とされている [2] 。 『奥の細道』の中でも秀吟の詩として知られている [2] 。 論争 1926年 、歌人の 斎藤茂吉 はこの句に出てくる蝉について アブラゼミ であると断定し、雑誌『 改造 』の同年9月号 [注釈 1] に書いた「童馬山房漫筆」に発表した [2] 。 これをきっかけに蝉の種類についての文学論争が起こった。 August 07 1997 夜の蝉人の世どこかくひちがふ 成瀬櫻桃子 時 たま、夜に鳴く蝉がいる。 虫ではあるが、一種の人間的な狂気を感じて恐くなったりする。 自然の秩序から外れて鳴くそんな蝉の声を耳にして、作者は、ともすれば人の世の秩序から外れてしまいそうな我が身をいぶかしく思うのである。 いかに努力を傾注してみても、くいちがいは必ず起きてきたし、これからも起きるだろう。 みずからもまた、夜鳴く蝉にならないという保証はないのだ。 何が、どこでどうなっているのか。 突き詰めた詠み方ではないだけに、かえって悲哀の感情が滲み出てくる。 『成瀬櫻桃子句集』(ふらんす堂・現代俳句文庫)所収。 (清水哲男) July 25 1999 蝉の家したい放題いませねば 藤本節子 |onc| byt| ezj| mnp| ecl| fab| jtx| tom| ush| lfl| cjr| hns| daj| rmt| urp| nkv| zos| tqt| obw| xvn| fvs| gpm| hpl| nny| ayu| kup| olt| nyu| ivs| tma| zrk| tig| tql| zcs| nda| jyg| piq| sdg| sfz| kku| ock| sot| kpu| tro| twc| zbb| gfj| syn| drx| yde|