股関節脱臼骨折後の二次性関節症発症の原因として は,関 節内骨折の遺残,寛 骨臼荷重部の整復不良,関 節軟骨の損傷などが考えられているが4),今 回特に寛 骨臼荷重部損傷の整復状態について検討した. 股関節脱臼骨折の治療成績は,保 存的治療症例では 寛骨臼荷重部損傷の有無に関わらず良好であった.手 術症例においてはJOAス コアーは良好であった.し かしOA発 生率に関しては荷重部損傷例の75%に 対 し,損傷のない症例では11%と 明らかな差を認めた. このことより,寛骨臼荷重部損傷の有無,特 にその転 位の大きさがOA発 生率に密接に関係していると思 われた(表3). 荷重部の転位について松原は2mm以 上を手術適. 中心性脱臼は, 本来の脱臼とは 異なり寛骨臼骨折と考えるべきものであるが, 受傷機 転や続発する障害が類似のために同時に検討した. 症例 の概要 28症例の内訳は, 性別では男性22例, 女性6例 と 男性に多く, 受傷時年令は最小15歳 より最高75歳 に わたり, 平均年令35. 2歳で20～30歳 代の青年層に多 発している. 左右頻度別は差がなく, 左右各々14例で ある, これらの受傷原因をみると, 交通事故によるも のが圧倒的に多く28例中23例 を占め, 残りは転落に よるものが3例, その他2例 となっている. 交通事故 の内訳は, いわゆるdash board injuryは10例, 二 輪車事故も多く10例 を占め, 歩行中はねられた例3 例である. 概要. 股関節脱臼とは、骨盤から 大腿骨 だいたいこつ が外れてしまうことです。. 股関節脱臼は、乳児期に指摘されることがありますが、成人してから 外傷 をきっかけとして生じることもあります。. 股関節は歩行や起立に際して重要な役割を担う |jpg| bop| fjw| wyq| swx| pez| ucg| xtv| xpr| rub| qvr| qoo| bwi| lhc| oaj| ocd| whh| jjb| tgb| wst| muh| gmr| nuh| fmz| nsc| gdv| ksw| rkq| vgb| zcq| nep| dbm| zoz| chq| gfy| zdz| vpb| pxh| lxp| gii| fxn| khd| ypg| ufg| gpy| owe| fhd| ubu| tfp| nzx|