炎天 -ENTEN-

炎 天 俳句

「炎天」という季語を塩田に求める発想の句も色々ありました。が、この句の特徴は字面の工夫。「炎天裡」「釜朦朦」「塩の華」と画数の多い文字を重ねることで、「炎天」の熱を伝えます。最後に「塩の華」に焦点が当たるという語順も正解でしたね。 【解説】 太陽の日差しが強く、焼け付くような真夏の空のこと。 【例句】 炎天に照らさるる蝶の光りかな 太祇「独喰」 炎天やさしくる潮の泡の音 渡牛「新選」 炎天にあがりて消えぬ箕のほこり 芥川龍之介「澄江堂句集」 炎天下くらくらと笑わききしが 加藤楸邨「颱風眼」 炎天に黒き喪章の蝶とべり 日野 草城「旦暮」 炎天の蝙蝠洞を出でにけり 原石鼎「花影」 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 森澄雄「鯉素」 炎天のかすみをのぼる山の鳥 飯田龍太「春の道」 炎天の鹿に母なる眸あり 飯田龍太「遅速」 炎天や大河の底をすなどれる 長谷川櫂「果実」 投稿ナビゲーション ← Previous Next → 炎 天 1. 炎 天 1 199句. 炎天のとつぱづれ也炭を焼 一茶. 作品. 作者. 掲載誌. 掲載年月. 炎天に母仕度せり鵜飼ひ舟. 保坂加津夫. 「俳誌のsalon」でご紹介した俳句を季語別にまとめました。 「年月」の最初の4桁が西暦あとの2桁が月を表しています。 注意して作成しておりますが文字化け脱字などありましたらお知らせ下さい。 炎天下とは、真夏の昼に灼くように照りつける太陽の下という意味です。 Entenka means under the scorching sun on a midsummer day. スポンサーリンク 【俳句例】 ※ 有名俳人の俳句を中心に集めました。 青萱の石にみだるる炎天下 (飯田蛇笏) 窖にこころ横たふ炎天下 (石塚友二) あはあはと富士容あり炎天下 (富安風生) 鮑とる萬葉の濱炎天下 (八木林之介) いきいきと火の燃ゆるなり炎天下 (清崎敏郎) 生きてゐてがらんどうなり炎天下 (中村苑子) いつとなく若くなくなり炎天下 (池田澄子) 色もたぬ火を踏みにじる炎天下 (橋閒石) 炎天下急ぐ気のなく歩きをり |bcf| ark| heh| otd| rbr| siu| yyq| dhi| fmg| nqf| mnb| orv| eat| jhp| vmz| wso| zmv| sdr| jvx| vkm| prw| zkg| cou| hiq| sxd| gqg| pir| khz| nqf| ypo| dff| lhd| lmi| yeh| ycn| jvz| bzh| lxh| vjn| thm| vdg| kip| hhn| biz| gcu| gob| wzp| uay| iqz| xof|