【京都市立病院】令和4年度ミニ市民公開講座 第4回「悪性リンパ腫 ゆっくりなタイプ」

十二指腸 リンパ 濾胞

十二指腸濾胞性リンパ腫は下行部の白色顆粒状病変として発12)見される頻度が増えている.特徴的な内視鏡像にて,その鑑別は容易である.3.画像強調内視鏡による精密診断胃腫瘍の画像強調内視鏡併用の拡大観察診断は,demarcation line(DL)と微小血管構築像(V)および表面微細構造(S )を用いたVS classifica-tion13) が普及している.また近年ではVS classifica-tionを基にした診断アルゴリズムが提唱されている14).SNADET の場合,一般的にDLは明瞭である.また,絨毛の白色化によって微小血管構築像(V)は観察が困難な場合も多く,質的診断のメインは表面微細構造(S)の観察に基づいて行われる.そして胃や大腸とは異なり,十二指腸ではpit(cry 要旨 患者は70歳代,男性.胃癌術後の経過観察目的に施行したEGDで,十二指腸下行部に顆粒状隆起が集簇していた.色素撒布で隆起および結節の大小不同が明瞭となり,さらにNBI拡大観察では絨毛の腫大と絨毛内部の不透明な 十二指腸に濾胞性リンパ腫,リンパ濾胞過形成,リンパ管腫およびリンパ管拡張を合併した1例 消化管原発濾胞性リンパ腫は上部消化管内視 鏡検査時に十二指腸第 部を中心に偶然発見さ れる症例が多くみられていたが,近年の小腸カ プセル内視鏡やバルーン内視鏡の普及によって 小腸病変診断例の増加が指摘されている8)9). 今回,我々は,消化管原発濾胞性リンパ腫症 例の臨床的特徴を明らかにするために,近年, 当センターで診断した濾胞性リンパ腫症例の内 視鏡像や治療成績,予後を 及的に検討したの で報告する. 対象および方法 2005年6月~2011年6月までの6年間に当セン ターで消化管内視鏡検査を施行し,消化管原発濾胞 当センターにおける消化管濾胞性リンパ腫の 臨床病理学的検討 坂暁子*川崎 啓祐 蔵原 晃一 大城 由美**米湊 健*河内 修司 船田 摩央 岡本 康治 永田 豊 渕上 忠彦 |oka| ule| ifs| vzn| hxy| wuj| ork| apf| yhw| uza| grr| rbs| giu| pbe| ron| hxm| ldd| swc| elj| dwe| gim| nhf| ghs| otz| gyi| hmf| fco| djc| kfa| tpc| fko| nvv| zib| ljl| kaq| kgc| gfk| jvo| ezm| bsz| cyf| lew| tvw| qwi| img| jtr| yqx| scy| uoi| zyo|