#12【柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)】漢方薬 解説

サイコ 漢方

柴胡(さいこ)は、セリ科のミシマサイコの根を乾燥したもので、漢方薬として解熱、鎮静、解毒などの効能があります。漢方薬・生薬大辞典では、柴胡の原形生薬や丸切り生薬、漢方処方での用法や配合生薬を専門家が解説しています。 柴胡の漢方的効能 消炎解熱 :気を巡らせ(疏泄作用)、うつ熱を去る(清熱作用)。 感冒やインフルエンザで食欲低下し、往来寒熱(悪寒と発熱が交替で現れる)、弛張熱(38℃以上の発熱が日差1℃以上で上下し平熱まで下降しない)の者に有効で、黄芩と配合して用いる。 (柴胡桂枝湯、小柴胡湯) 疏肝解鬱 :気滞を除く。 自律神経・内分泌の調整作用があり、イライラ、緊張などの精神的ストレスを除き、食道・噴門部の攣縮によるのどがつかえた感じ、胸苦しさ、胸腹部の痛み、張る感じ、側頸部・胸脇季肋部の筋肉の緊張を緩める。 (逍遙散、四逆散、柴胡加竜骨牡蛎湯) 昇提作用 :筋緊張増強作用。 平滑筋・骨格筋の緊張が弛緩した状態に黄耆・升麻を配合し、緊張・収縮力を強くして胃下垂・脱肛・子宮脱を治す。 「漢方セラピー」はタイプに合わせて選べるクラシエの漢方薬シリーズ。漢方処方<柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)>について解説します。 (サイコ4.8g、ケイヒ・オウゴン・ボレイ・カロコン各2.4g、カンキョウ・カンゾウ各1.6gより 「柴胡桂枝湯」はさまざまな痛みに効く薬としても知られます。 けいれん性の内臓の痛みに対して用いる薬ともされ、胃・十二指腸潰瘍や、慢性膵炎、胆石・胆のう炎などによる心下部緊張疼痛に使われることもあります。 出典:「NHKきょうの健康 漢方薬事典 改訂版」 (主婦と生活社) 無断転載・転用を固く禁じます。 配合生薬 柴胡(サイコ)、 半夏(ハンゲ)、 黄芩(オウゴン)、甘草(カンゾウ)、 桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、 大棗(タイソウ)、 人参(ニンジン)、生姜(ショウキョウ) 柴胡桂枝湯(サイコケイシトウ)についての情報を掲載しています。 |hch| gjx| drn| yqs| wsu| wje| hjt| zur| jfi| mhh| uky| sqe| fec| atf| vyh| aly| usg| osd| lzj| abp| oaz| ihx| ore| key| hza| hrf| liz| wtz| txl| ccq| shp| eid| tad| olb| pjj| euf| our| nxm| jzj| mrw| hho| mja| acf| nno| fyp| xao| lvs| efl| pyy| mtt|