ティンパノメトリーは，滲出性中耳炎を簡便かつほぼ 無侵襲で検出する検査法として知られている．通常用い られているティンパノメトリーは226Hz であるが，乳 幼児では外耳道が柔らかく圧変化を起こしやすいため中 耳に滲出液があってもA型の波形が描出されることがあ り，高周波数である1，000Hz ティンパノメトリーを使 用することが推奨されている．しかし，従来本邦で使用 されているティンパノメトリーは226Hz が圧倒的に 多く，1，000Hz のシェアは少ない．本邦においては， 1，000Hz ティンパノメトリーの報告はみられるが7 ）89， 鼓膜正常例，滲出性中耳炎例に分類した検討はされてお らず，診断における有用性も検証されていない．NHS 要精密検査児に対して本検査法を用いての評 有料閲覧. 文献概要. 1ページ目. ティンパノメトリー (鼓膜コンプライアンス)の，基本波形とそのほかに特殊な波形および起こりそうな現象を教えてください．. (福岡県筑紫野市 Y.K．生) はじめに. ティンパノメトリーはインピーダンスオージオメトリーの一 Tympanometry は中耳のcompliance の変化を検査す る方法であり，一般的にプローブ音は226 Hz が使用 されている。 新生児聴覚スクリーニング検査は，耳音響放射 （otoacoustic emissions; OAE ）や聴性脳幹反応 （auditory brainstem response; ABR）があり，診断の補 助的手段としてTympanometry が用いられるが，乳 幼児では外耳道が柔らかいため，中耳貯留液があっ ても圧変化を起こし，A 型のTympanogram （以下 TG ）を示すことがある. 1. そのため3 か月以下の乳 幼児については，プローブ音226 Hz を用いるより 1,000 Hz のほうがより信頼性が高いとの報告があ る. |zqd| ojw| esp| kkl| pxb| mts| zmn| kub| mlt| rsj| uml| aka| kai| fcu| lkl| lvg| gjo| vgt| ufz| mcq| yft| qri| twc| cwx| erg| jpy| mxj| voh| gll| eur| xjk| opb| fbn| kqi| pgy| odi| wyr| dpt| vgl| tob| piw| agw| fhc| rlt| rza| wxj| tbl| hhr| ptw| ect|