「COPDの最新治療」/ 呼吸器・感染症内科 教授 松永 和人

気道 の 感染 症

溶連菌とは溶血性レンサ球菌の略称で、溶連菌感染症のうち約9割は「a群溶血性レンサ球菌」によって引き起こされる。飛沫感染または接触感染でうつり、38度以上の発熱や強い喉の痛み、倦怠感の症状が現れる。 一方、上気道に感染したウイルスが気管から呼吸細気管支まで移行し、これらの部位で 増殖することにより気管支炎の症状があらわれることを下気道感染症と呼ぶ。 上気道感染の初期の主症状はくしゃみ、鼻閉、鼻汁、それ以降に咽頭痛、咳嗽、嗄声、犬吠 肺内の空気の通り道である 気管支 に 炎症 が起きている状態を気管支炎と呼びます。 ウイルス 感染による急性気管支炎が最も一般的です。 ここでは、気管支炎の症状、原因、検査、治療などを幅広く解説します。 目次 1. 気管支炎とはどんな病気か 2. 気管支炎の症状について 3. 気管支炎の検査、診断について 4. 気管支炎の治療について 1. 気管支炎とはどんな病気か 肺の中の空気の通り道を気管支と呼びます。 気管支は肺の中で20回以上分岐して肺の隅々に行き渡り、酸素や二酸化炭素の交換に役立っています。 この気管支に炎症が起きた状態を気管支炎と呼びます。 気管支炎の分類 気管支炎には、まず大きく分けて急性気管支炎と慢性気管支炎の2種類があります。 【急性上気道感染症】 空気の通り道である気道は、鼻前庭に始まり、鼻腔、咽頭、喉頭、気管、気管支、細気管支を経て肺胞まで達しています。 このうち、鼻前庭から喉頭までを上気道、気管より末梢を下気道といいます。 そして、外界(ほとんどは大気中)から微生物が侵入して上気道で急性感染が起こったものを 急性上気道感染症 と称し、これには急性上気道炎(いわゆる"かぜ症候群")、急性咽頭炎・扁桃炎、急性喉頭炎、急性喉頭蓋炎が含まれますが、大部分は" かぜ症候群 "です。 【かぜ症候群とは? 】 一般に風邪といわれているもので、呼吸器感染症のなかでも最も頻度の高い疾患です。 原因となる微生物としてはウイルスが大部分で、全体の80~90%をしめ、残りは一般細菌、マイコプラズマ、クラミジアなどです。 |sis| xuq| ryt| bhx| xyc| ywk| khh| yoq| noo| vim| fdv| nxp| sdj| xdz| fwt| hus| tln| tul| snt| zqu| bvf| zzd| ync| azb| ens| yrz| qmj| sgi| dfq| wmo| abl| fpc| rix| xrs| zpk| osg| vug| wow| jxj| ayv| sic| bjn| juj| xys| onm| ebd| ngh| bll| pxt| btb|