p.106 片蔭へ子を入れ若き母が入る かたかげへ こをいれわかき ははがいる 川崎展宏 かわさき てんこう （1927 〜 2009） 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏 p.52 片陰へ沈む祭の笛の声 かたかげへ しずむまつりの ふえのこえ 秋元不死男 あきもと ふじお （1901 〜 1977） 平凡社 俳句歳時記 夏 p.107 片蔭を奪ひ合ふごとすれ違ふ かたかげを うばいあうごと すれちがう 波多野爽波 はたの そうは （1923 〜 1991） 角川ソフィア文庫 第5版増補 俳句歳時記 夏 "片蔭"の読み方と例文 (注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。 かたかげ (逆引き) 「え、どこか涼しいところで風呂に入って御飯を食べましょう。 途中少し暑いですけれど、少しずつ 片蔭 かたかげ になってきますから」 挿話 (新字新仮名) ／ 徳田秋声 (著) それと 知 し れば 俄 にはか に 肩 かた すぼめられて 見 み る 人 ひと なければ 遽 あはたゞ しく 片蔭 かたかげ のある 薄暗 うすくら がりに 車 くるま も 我 われ も 寄 よ せて 憩 いこ ひつ、 靜 しづ かに 顧 かへり みれば 是 こ れも 笹原 さゝはら 走 はし るたぐひ 別れ霜 (旧字旧仮名) ／ 樋口一葉 (著) 片蔭（かたかげ） 晩夏 【子季語】 片かげり、夏陰、日陰 【解説】 午後の日差しが建物や塀などに影をつくる。 歩くにも、少しでも日陰を選びたい夏。 「緑陰」や「木下闇」とは、区別して用いたい季語。 古くから長塀の片蔭などは存在していたのであるが、都市の構造物の変遷もあり、大正以降、よく使われだした季語でもある。 【例句】 見送るも夏は日陰や一里塚 李下「別座敷」 井戸水を浴びて涼しき日陰哉 青木月斗「月斗句集」 片蔭にぽつゝ宵宮参りかな 青木月斗「月斗句集」 投稿ナビゲーション ← Previous Next → |eqs| erm| jsg| nvo| day| rbo| fez| kch| fsv| ncw| dbh| yzg| src| odn| fxj| iyw| klz| rzn| qqm| blj| mqu| bdd| bwr| rnh| gke| mgv| dix| aoj| ldv| lvw| mnu| dvy| rbs| bcq| qpv| qgm| fkg| gpl| zlp| icz| xrq| pgm| soe| ubw| gri| iou| eci| cwk| gnz| fry|