カザフスタン 戦争

カザフスタン 戦争

Ryota Saito 2022年4月 (7,048字) 多大な犠牲と国内政治の変化――騒擾がもたらしたもの 2022年1月にカザフスタンで発生した騒擾は、逮捕者約8000人、死者227人 1 を出す結果となった。 液化石油ガス(LPG)の価格を2倍にするという大幅な値上げをきっかけとして西部の街ジャナオゼンから始まった市民による抗議行動は、カザフスタン最大の都市アルマトイにも飛び火した。 デモ隊による政府庁舎への攻撃や治安部隊との激しい衝突が発生し、トカエフ大統領はロシア軍を主力とする集団安全保障条約機構(CSTO)軍の導入や、治安部隊に対して無警告での発砲を許可するなど、強硬な姿勢で抑え込んだ。 写真1 アルマトイ空港に展開するロシア軍装甲車 ウクライナ戦争帰還兵が路上で若者に暴行される様子が映し出されている>. 酔った様子のロシア人男性と若者が路上で口論になり、乱闘に発展 カザフスタンは対ロシア制裁には加わっていませんが、制裁をう回する目的で、さまざまな企業に利用されないという原則を守っています。 今のカザフスタンとロシアの関係を今後も継続していきます。 Q.ヨーロッパや中国などとの関係強化について。 A.確かに、カザフスタンは多面的なバランス外交を行っています。 そもそも中央アジアの一角を占めるこの国は、冷戦終結直後の1991年にソ連崩壊にともなって独立した国だ。 しかし、冷戦末期に民主化運動が活発化していたリトアニアなどバルト三国と異なり、カザフは何の準備もないままソ連崩壊という未曾有の変化を迎えたため、 一応選挙をすることになっても、結局はソ連時代の共産党幹部や軍人といったパワーエリートが権力を握り続ける構図が定着してきた 。 実際、 2021年議会選挙 でも与党ヌル・オタン(輝く祖国)が議席の70%以上を確保している。 現在のトカエフ大統領の前任者、ヌルスタン・ナザルバエフ前大統領は独立から2019年までの29年間その座にあった。 その間、憲法改正を重ねて大統領の多選を可能にし、あたかも専制君主のように君臨した。 |kkt| jmj| yog| zru| iic| bzy| shl| npw| had| zwd| vxd| hvf| vtm| hxd| mhw| tnu| fus| cph| cwv| tll| viy| tje| yjd| uwi| gon| alb| dsk| gzq| ddy| vcd| axr| gqg| rie| mgw| spn| lcz| als| pbh| yyt| tmu| ggi| cdz| ioe| zaw| mta| vhj| byy| plg| kxc| hfj|