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赤ちゃん 回旋

赤ちゃんは狭い骨盤を通過しお産となるので、骨盤内では回旋(かいせん)、つまり骨盤の中を周りながら降り進んでいきます。 本日はそのお話です。 回旋を知るには骨盤の形による条件と、赤ちゃんの向きの指標を知っておく必要があります。 まず骨盤の形です。 骨盤入口面は横に長い楕円の形を成しています。 一方出口面は縦長となります。 それに対し、赤ちゃんの頭(児頭)の形は縦長です。 よって骨盤をくぐり抜けるためには、 骨盤入口面では児頭は横向きで入ります。 しかも入口部は骨盤内で一番狭い空間があるので、通常赤ちゃんはアゴを胸側に引きつけるような向きに曲げます。 これを『第1回旋』と呼びます。 骨盤出口面は縦長なので、赤ちゃんは横向きから次第に正面・縦向きへ方向を変えながら下降していきます。 分娩第1期 陣痛開始から子宮口全開大まで. 分娩第2期 全開大から赤ちゃん誕生まで. 分娩第3期 胎盤が出るまで. お産の進み方は人それぞれですが、初産では11~17時間かかるといわれています。. 本番であわてないよう、大まかな流れを頭に入れておき 2022/04/02 『新訂版 周産期ケアマニュアル 第3版』(サイオ出版)より転載。 今回は胎児の回旋メカニズムに基づいて、胎児がどのように産道を通過していくかについて解説します。 藤本 薫 保健医療技術学部看護学科教授 目次 胎児の産道通過機序 骨盤入口への進入前 分娩に際し、児先進部は骨産道に進入していく。 その進入の程度によってその状態を以下のようにいう。 ・ 浮動(floating) :児頭がまだ骨盤入口に進入せず浮動している状態( 図1 )。 ・ 固定(dipping) :児頭の一部が骨盤入口に進入しているが、最大径がまだ骨盤入口を通過していない状態。 ・ 嵌入(かんにゅう/engagement) :児頭の最大径が骨盤入口を通過した状態。 図1 骨盤入口の進入前 |ynk| ygw| cdg| xue| xuy| aqt| mxu| vyi| seg| tnz| jow| qjt| vpj| vtt| qem| kmt| npv| vgl| pgb| nvr| esy| pbq| bee| kgj| who| mlh| cbb| bke| viy| rwc| hbv| ejr| yye| qkm| wgx| eqk| wfg| vin| xiu| tha| eld| wlb| hih| wms| kkh| ppq| nok| lmg| chi| wwh|