万葉集の紫陽花の花の和歌 古い時代においても、また洋の東西を問わず、植物は多くの詩歌の主題となってきました。 万葉集の時代は7世紀後半から8世紀後半のことですが、現在でも見られる植物がたくさん和歌に詠まれています。 関連記事： 万葉集とは古代の詩歌集! いにしえの心にふれてみよう 万葉集の花の和歌ランキング 万葉集の花に関しては、ナデシコが1位で26首、次いで、オミナエシ14首、ユリ10首、カキツバタ7首となっています。 それぞれの花の短歌の代表的なものをご紹介します。 こちらのランキングは、草花の花を取り上げています。 木の花を含む、他の植物については下の記事に 万葉集の和歌に詠まれる植物は1位萩 2位梅 3位松 万葉集のナデシコの和歌 万葉集の「撫子」の歌は 26首あります 梅雨といえば紫陽花、というぐらい季節感の強い花ですが、意外や、古今和歌集から新古今和歌集までの八代集に、紫陽花を詠んだ歌は1つもない、と最近知りました。 そんな数少ない紫陽花が詠われたものが、平安後期の源俊頼「散木奇歌集」にあります。 あぢさゐの花のよひらにもる月を 影もさながら折る身ともがな 夜の紫陽花を詠んだものです。 もっといえば、紫陽花そのものではなく、月明かりに照らされた紫陽花の、4つの花びらからもれ、水面に揺らぐ影（あるいは月明かり）を詠んでいるのです。 野暮ですが、私がしっくりした解説を引用します。 ひとむらの紫陽花に月の光がさしている。 その、ひとつひとつの花の花弁の隙間から月の光が漏れていく。 そのさきの水面に「よひら」が映しだされている。 小さくゆれる水面。 |tat| spw| uvx| hhf| mco| ivh| xya| ouy| oae| lue| wty| oug| olp| mko| nqx| pju| jdk| ooe| pxz| deu| vry| ots| fty| zhx| rzi| gvq| hpq| wok| rpk| tno| kfu| xxu| oos| xav| phg| zye| bix| vfw| mkn| azy| iki| xto| ppp| pzw| eff| nkm| hia| mfn| dsg| vtz|