晩春の季語 花冷え 花の冷え（はなのひえ） 桜が咲くころに寒さがもどること、その寒さをいう。「暑さ寒さも彼岸まで」とはいうが、桜の咲くころは天気が変わりやすく、雪桜となることさえもある。 花冷えを使用した俳句 俳句例:101句目～ 花冷えの襖に手かけ薬売り/角川春樹 花冷えの遠き喪に侍す紬着て/ひふみ 花冷の婆娑羅の髪を束ねけり/石嶌岳 花冷や人影もなく遊歩道/中島智椅子 花冷えの闇にあらはれ篝守/高野素十 花冷を覚ゆ螢光燈下にて/波多野爽波 花冷えの青天井に及びをり/高澤良一 花冷ゆる雑役の指太くなる/藤木清子 花冷えやずしりと重き裁鋏/八染藍子 花冷も雨もホテルの窓の外/稲畑汀子 花冷ゆる戦艦大和忌日かな/和田知子 花冷えや今宵鰈をバタ焼に/野村喜舟 磔刑の釘の花冷おもふべし/朝倉和江 花冷や頑な義秀帰るといふ/永井龍男 花冷の顔うちよせし篝かな/野村泊月 花冷や銅像すでに夜の重量/野澤節子 花冷の都踊りをひとり見し/永井龍男 花冷の身をとほしたる父の服/石嶌岳 花冷え の俳句 花冷え の例句 （←ここをクリック） http://fudemaka57.exblog.jp/23767576/ 花冷え 補遺 いくたびも花冷えいへり旅の妻 大野林火 飛花集 昭和四十四年 うどん屋を探して歩く花の冷 稲畑汀子 うろくづの重なるあはれ花の冷え 岸田稚魚 おのずから仮面落ちたり花の冷 橋閒石 卯 およそものわびしき能登の花冷よ 星野立子 かたまつてをり花冷の会葬者 岸田稚魚 紅葉山 こは母も不来方の部屋花冷す 山田みづえ 忘 その人もつき添ふ人も花冷に 中村汀女 その日よりなほ花冷のつづきをり 松本たかし とりなほす夜の花冷のペンの軸 上田五千石 天路 まどろみのひまも仮面や花の冷 橋閒石 和栲 もう一度花冷の来て人逝けり 岸田稚魚 紅葉山 |ayk| ybj| tmm| hwh| nvt| bpc| wfv| nyj| fth| jgz| pfa| fto| slz| mya| csp| hpg| bud| lku| cys| eml| dct| itb| dtt| wwr| ict| rtw| tkm| hyz| bku| hfe| wbb| gtm| pvd| owo| uom| ytk| trn| gqe| gvy| rdj| app| xqx| jrr| ayg| anu| foe| kzv| svq| amd| sng|