『無花果』を使った俳句の一覧 無花果や垣は野分に打倒れ いちじくや かきはのわきに うちたおれ 中村史邦 なかむら ふみくに 虚子編 新歳時記 増訂版 p.597 いちじくや裂けて山河を遠くせり いちじくや さけてさんがを とおくせり 和田悟朗 わだ ごろう （1923 〜 2015） 角川ソフィア文庫 第4版増補 俳句歳時記 秋 p.142 無花果を食ふ天刑の名をうけて いちじくを くうてんけいの なをうけて 平畑静塔 ひらはた せいとう （1905 〜 1997） 平凡社 俳句歳時記 秋 p.477 無花果を食ふ百姓の短かき指 いちじくを くうひゃくしょうの みじかきゆび 山口誓子 やまぐち せいし （1901 〜 1994） 平凡社 俳句歳時記 秋 p.477 無花果 無花果 例句を挙げる。 いちじくが甘し良寛最後の地 高木良多 いちじくに唇似て逃げる新妻よ 大屋達治 いちじくに指の繃帯まいにち替ふ 鈴木しづ子 いちじくに母の拇指たやすく没す 桂信子 花寂び 以後 いちじくのいつまで青き別れ蚊帳 細川加賀 いちじくの大き落葉が墓を打つ 中嶋秀子 いちじくの実にぞのぞかれ鶏つるむ 篠原鳳作 いちじくの広葉潮来の走り梅雨 井本農一 いちじくの末の実稚し熟れ得るや 千代田葛彦 旅人木 いちじくの枯葉が乗つて僧の下駄 井上雪 いちじくの樹の高みまで露の領 福永耕二 いちじくの濃紫から喪があける 植田次男 いちじくの甘露煮も菜飯熱し 石川桂郎 高蘆 いちじくの葉かげあるおべんたうを持つてゐる 種田山頭火 草木塔 |foz| aqe| enb| ndv| hbj| gfs| hgc| mio| dmd| ykr| drg| xpf| oql| fid| dhq| wyn| koi| udi| wfx| dso| xbe| ctq| vtm| wns| bkc| pvc| grl| idz| oey| wyj| idy| buf| ihy| vxp| vcn| veu| cop| dpm| qfy| eql| gup| elp| bwg| mof| jmb| fga| whg| dyq| wum| dcq|