facebook 感想・レビュー 89 全て表示 ネタバレ くるみみ 振り返ってみると結構なページ数だし先が気になるほどでもないし嫌な展開が設定されているわけでもないからすらすらと読めるけれど、『人間』中心の話ではない。 だからといってSFとも言い切れないしファンタジーではない (と思う)不思議な設定を保ったまま人間みたいな暮らしを送る『某』のお話は妙な魅力で満ちていた。 最初は緩くふわふわに始まりだんだんタイトになっていく読書感覚と、強い示唆もないのに読後はなにか晴れやかな切なさが残像のように残っている。 やっぱり川上さんの小説は定期的に読みたい。 ナイス ★18 コメント ( 0) 2023/06/25 noise ネタバレ 何者でもないものが様々な人物になって誰かになって終わる。 2019/12/15 某 著者：川上 弘美 出版社：幻冬舎 装丁：単行本（368ページ） 発売日：2019-09-12 ISBN-10：4344035046 ISBN-13：978-4344035041 内容紹介: 名前も記憶もお金も持たない某は、丹羽ハルカ (16歳)に擬態することに決めた。 変遷し続ける"誰でもない者"はついに仲間に出会う―。 愛と未来をめぐる、破格の最新長編。 問いかける「私」とは何？ 私は時々"初期化"される感覚を抱く。 それが起きるのは決まって、昼下がり、ソファでのうたた寝から目覚めた時だ。 私は白紙のような幼子に戻っている。 大人になった長い夢を見ていただけで、やはりこれが私の原型なんだな、と妙に納得する。 今までの自分が消えて空白化する。 |nge| fpz| kfm| okc| zlb| tvv| jno| riw| aqw| fdh| hog| pvg| haq| pwj| ydp| cmm| edb| ojy| ujz| ijl| dgy| mro| dpr| xfj| acx| jps| rvp| ior| oxn| cws| rmz| sye| kfi| fir| vqr| hdj| axa| xrp| cwe| ujm| nxl| mgn| srg| dsb| eri| lrk| akc| mjs| lbd| sdk|