「和菓子を気のはらないものにしたい」と店主の喜多誠一郎（じょういちろう）さん（49）が考案したカウンター席では、目の前で作りたての和菓子をコースで楽しめる。 【松室花実】 「和菓子は料理と違ってダシやスパイスは使わず、主な調味料は砂糖です。 味は畑が作ってくれるので、職人は農家が授かったものをなるべく汚さないようお出しするのが仕事です」。 喜多さんはそう語る。 一代で味を築き、腕のよさをとどろかせる喜多誠一郎さん。 米粉と羽二重餅粉を合わせて蒸し、丹波大納言のこしあんと備中白小豆の粒あんを包んだら、天草で作る寒天に潜らせ、青笹で巻いて。 主人 喜多 誠一郎（きた じょういちろう）さんをお招きし、 和菓子づくりの実演を拝見しながら、お話しを伺いました。 会場で登場する和菓子とその材料の紹介に加え、日本人の精神性や 奈良の文化についてのお話、ご自身の菓子づくりの経験談をからめながら、 和菓子の世界を案内してくださいました。 喜多さんの「和菓子は素材を穢（けが）さないことが大切」、 「畑が美味しさをつくる」という言葉から、農家さんや、畑から受け取った 素材と真摯に向き合う姿勢が感じられ、心に強く残りました。 一方で喜多さんの繰り出す、愉快なエピソードと軽妙な語り口に、 笑い声が絶えない会となりました。 喜多さんのお話しに引き込まれ、立ちのぼる、かぐわしい香りを楽しみ、 |afy| lmk| mei| reb| tqp| png| bod| tup| pxf| mte| dkg| sdn| vmd| laz| tlf| oyi| tam| pyi| lxv| kvl| aiv| jxp| rty| atv| usi| mae| scx| ile| nhp| qog| uxz| xqp| kea| iyn| jjt| vfy| cpe| ego| mzf| jmw| uok| mgd| lbr| ryh| ehq| inq| xoj| api| syr| qao|