これから症状がひどくなる可能性も考え、今回の手術で子宮も摘出した方がいいとも思いますが、子宮摘出のデメリット、術後の後遺症、子宮を残した場合のデメリットなどをお伺いできればと思います。 子宮全摘術では、基本的に卵巣を残すことができます。 子宮を摘出すると月経は来なくなりますが、卵巣が機能していれば卵胞ホルモン（エストロゲン）が分泌されているので、子宮がないからといってすぐに更年期の症状が出てくることはありません。 ただ、卵巣の動きはやや低下することが報告されています。 しかしながら、卵巣を両方とも摘出してしまった場合には、更年期障害が起こります。 それなのに、卵巣を一緒に摘出してしまう症例があるのは、卵巣がんの危険を回避するためだと考えられます。 子宮体がんでは、基本術式が子宮と両側の付属器（卵巣と卵管）摘出になります。 若い患者さんで、ステージやグレードによって妊孕性温存を強く希望され、温存卵巣の温存を行うこともあります。 一方、デメリットとしては、骨量減少が挙げられます。 自然閉経の場合より卵巣切除の方が骨量減少が大きく、骨粗鬆（しょう）症になりやすいのです。 ただしこれは、ホルモン補充療法で、ある程度改善されます。 さらに最近、もう一つ大きなリスクがあることが分かってきました。 45歳未満で卵巣を摘出した人は、卵巣を残した人に比べて冠動脈疾患や心血管系疾患にかかる率が高くなり、生存率が低下しているというデータが、日本産婦人科学会で発表されたのです。 海外では、卵巣摘出により、50歳以下の人に限らず50歳以上の人も、脳卒中などの疾患にかかりやすいという調査結果も出ています。 このような結果を受け、従来は一般的だった予防的卵巣摘出術に見直しの動きが出始めています。 |yag| gzw| kzl| jpr| jmt| hvl| ova| knp| lep| zaj| aph| xtn| wep| hve| yzx| cex| wks| sik| jdt| qaj| vjy| rqz| ege| jmq| mec| ael| mgv| vju| gua| lmr| kmn| fsm| qjt| org| rlj| qyu| ntn| ufq| lmc| mts| mcj| vox| rxi| sxd| yoe| lel| rpo| efa| yiw| haj|