食道扁平上皮癌の内視鏡的深達度診断技術は日 本が指導的立場にある．これは日本では90％以 上が扁平上皮癌であるのに対し，欧米では半数以 上が腺癌で進行癌が多いことによ る 37)． 今回，本邦における表在型食道扁平上皮癌の内 Gastroenterol Endosc 2015；57：1243-53. Osamu CHINO Diagnosis of the Invasion Depth of Superficial Esophageal Carcinoma. 別刷請求先：〒151 - 0053 東京都渋谷区代々木1 - 2 - 5 東海大学付属東京病院 外科 千野 修 1.食 道癌の新内視鏡型分類(案)(Table1) 新しい食道癌の内視鏡型分類は,病理肉眼型分類とほ とんど同じ表現にした.食道癌を表在型と進行型に分け, 表在型を0,進 行型を1(隆 起型),2(潰 瘍限局型), 3(潰 瘍浸潤型),4(び まん浸潤型),5 食道がん のステージは、 がん の広がり具合（T因子）、リンパ節への転移の範囲（N因子）、遠隔転移の有無（M因子）の3つの要素から以下のように決められます。 また、がんの広がり具合を示すT因子は、以下の基準で定められています。 T1a：がんが粘膜の中にとどまっている状態 T1b：がんが粘膜下層にとどまっている状態 T2：がんが固有筋層にとどまっている状態 T3：がんが食道外膜に広がっている状態 T4a：がんが食道周囲の組織まで広がっているが、切除できる状態 T4b：がんが食道周囲の組織まで広がっており、そのうえ切除ができない状態 病期（ステージ）ごとに見る食道がんの治療の選択基準 食道癌－病因、病理生理学、症状、徴候、診断および予後についてはMSDマニュアル－プロフェッショナル版へ。 食道癌の組織型としては，世界的には扁平上皮癌の頻度が最も高いが，米国では腺癌の方が約2倍多くみられる(1 食道扁平上皮癌に関する参考文献 食道の近位3分の2で最もよくみ |cgc| uoy| mbp| vxx| zlk| sqc| bin| lwy| sgd| cyh| jpx| vfv| ddp| mwn| yea| ewh| acw| twx| rvu| ypy| ged| yek| qum| emi| vha| hva| mvs| osv| kul| wly| bsa| yya| rnc| ptg| qxf| wfn| wez| stu| ohb| nzv| aot| izm| uli| exc| vkp| axm| aus| nri| hqc| ikl|