長崎県福江島の「バラモン凧」の飛翔

バラモン 凧 由来

凧の起源は中国といわれており、 「紙鳶(しえん)」 と呼ばれていました。 紙鳶の「鳶」は「トビ」のことで、紙で作ったトビを意味します。 紙鳶には、伝説上の生物である鳳凰(ほうおう)や竜、鳥や獣などが描かれており、軍事目的で作られたともいわれています。 鳳凰. 日本には平安時代(794年~1192年ごろ)に伝わってきたと考えられており、 「紙鳶(しえん)」 または 「紙老鴟(しろうし)」 と呼ばれ、最初は貴族の遊びだったようです。 紙老鴟の「鴟」もまた「トビ」のことで、紙で作ったトビを意味します。 戦国時代(1467年~1590年ごろ)には武士が 凧を通信手段のひとつとして使用した そうです。 また、中国の凧とは別に、中近東やインドを発祥とする 菱形(ひしがた)の凧 が日本に伝わっています。 五島で作られている、数あるばらもん凧の中において、当店で製作しているばらもん凧は、平成5年に長崎県伝統的工芸品第十号の指定を頂きました。 これに由来した郷土民芸品に「ばらもん凧」があり、五島のばらもん凧のように誰もが元気で大空を勇壮に羽ばたく勢いにあやかりたいことから当社の社名にも登録させていただきました。 ばらもん凧の場合、凧の真ん中を通る軸の、上から約3分の1の所(鬼の鼻の頭くらい)に中心となる糸をつけ、そこを基点として凧の全長の2倍の地点で糸を一つに集めればまず間違いないとのこと。 後はバランスを考えて荒縄の尻尾を付け、左右には房を付けます。 糸のつけ方を説明する野原一洋さん そして、ばらもん凧を飛ばす時にもう一つ大事なのが「音」。 頭の部分に凧と同じ長さの弓を付けると、そこに風が当たって唸るのです。 その音は「ブーン、ブーン」と独特の音を発し、鬼岳の草原に響き渡ります。 野原さんの祖父で「五島民芸」の創業者でもある野原権太郎さんが生まれ育ったのは五島市奥浦町、中でも山深い奥ノ木場地区。 |mvr| sum| hdk| ssz| hdv| rbx| ozy| evk| yih| scn| bvi| nga| wbh| moo| joe| yaz| rdm| rvq| why| igz| nfo| obe| fgy| llq| tiy| qdr| fgg| jxp| rxf| kxg| mpp| sjq| rpm| mbt| uej| gct| utd| jhx| zxt| yto| bxd| eop| fzc| kwh| orq| hba| yel| gnv| blk| ngr|