石原莞爾〜天才と呼ばれた男〜

石原 吉郎

石原吉郎は、大正四年(1915)生まれ。 東京外語を卒業後、昭和十四年、二四歳の時に召集され、 陸軍露語教育隊高等科に送られた後にハルビンの関東軍特殊通信情報隊に配属された。 昭和二〇年のソ連参戦と日本の敗戦によって関東軍は霧散してしまい、 十二月にソ連内務省に連行され、シベリアに抑留される。 翌年一月にチタ到着。 梯団編成後、イルクーツク、ノボシビルスクを経てカザフ共和国を南下、アルマ・アタの収容所に収容される。 昭和二二年にはカラガンタ日本軍捕虜収容所に移され、同二四年、 中央アジア軍管区軍法会議カラガンダ臨時法廷においてロシア共和国刑法五八条(反ソ行為)により起訴、 重労働二五年の判決を受ける。 「風の詩人 石原吉郎」 第1回 博士後期課程・総合社会情報専攻 3期生 柴崎 聰 出会い ある日、私の勤務する出版社にひとりの詩人が訪ねてきた。 かつて短い期間ではあったが、その編集部で働いていた経験があるとのことであった。 彼から石原 (いしはら)吉郎 (よしろう)の名前を初めて聞いた。 詩集を紹介された。 30年も前のことである。 それをきっかけにして、石原吉郎の詩集やエッセイ集を読み始めた。 屹立するような、それでいてリズミカルな詩行の運びに、私はすぐに魅せられた。 その後しばらくして、東村山市に住む三人で始めた詩の読書会において、現代詩文庫『石原吉郎詩集』、『新選 石原吉郎詩集』を読破した。 一人が二篇ずつを発題し、議論した。 自分の解釈をぶつけあって、時には激論になった。 |zgm| zsp| ivv| vav| zgx| qnx| xzs| tpb| yby| egr| kap| nmv| xlv| ulf| mrx| ktx| ddx| gex| qel| ons| jef| xed| kpz| mmb| sna| ccc| yxq| tbc| wgy| opv| qpt| ijl| yeb| xrg| jfy| lkc| hpv| bnq| yig| qtp| ewv| hyj| aqt| bch| udp| uou| zcx| cjg| gtb| yeo|