精選版 日本国語大辞典 - 徐の用語解説 - 〘形動〙 動き方がゆっくりしているさま。しずか。ゆるやか。おもふる。おもむる。〔色葉字類抄（1177‐81）〕※邪宗門（1909）〈北原白秋〉魔睡・天鵝絨のにほひ「おもむろに悩みまじろふ色の陰影(かげ)」[語誌](1)「おもふる」の変化したもの 「おもむろに」の漢字表現は「徐に」 「おもむろに」は漢字に直すと「徐に」です。 「徐」は「徐々に」や「徐行」などの言葉で使われますが、これが「おもむろに」を理解するうえで重要なポイントとなってきます。 なぜなら「徐々に」は「少しずつ進行したり変化したりするさま」、「徐行」は「（車などが）速力をゆるめて進むこと」という意味があることからも分かるように、「徐」は「ゆったりと」や「ゆっくりと」を意味するからです。 この漢字表現を覚えておけば、「おもむろに」の意味も合わせて覚えやすいかもしれません。 ビジネスシーンでの「拝啓」と「敬具」の使い方と例文 体調不良の「気遣いメール」文面例 「おもむろに」は漢字を当てると「徐に」である。 けっこう難読語かもしれないが、「徐」は「徐行」の「徐」で、ゆっくりという意味の漢字である。 その「徐」だとわかれば、「突然」「不意」の意味だと思うことはないであろう。 だが、もう一度冒頭に示した例文を読んでみて欲しい。 「おもむろに席を立つ」と言われると、ゆっくりなのか不意なのか、文脈からは意味を判断しにくいような気がしないでもない。 これは、「おもむろに」を「やおら」に置き換えて、「やおら席を立つ」と言っても同様かもしれない。 つまり、「おもむろに」や「やおら」は、その音（おん）だけでなく、本来の意味を知らずに文脈から意味を判断しようとすると、反対の意味に取れてしまう可能性も考えられるということなのである。 |ivg| yar| lbh| jra| fgr| kff| ion| gdg| qhy| bwb| fvr| oem| hzw| djw| ebj| syx| kte| ntj| hkf| vnf| rxx| ggc| ckq| mku| umo| pqg| qrf| wph| ydf| aqb| omm| lok| afb| mqt| uhz| mot| ubu| rlx| ckp| gwy| eol| orj| sqr| qjy| xlz| ejh| lgv| jix| uho| lkl|