『初鴉／はつがらす』の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか編 [季節] 新年（1月1日） 動物季題 [季題] 初鴉 （はつがらす） [副題] なし。 元日に鳴声を聞きあるいは見る鴉である。 烏は姿も声も不気味で不吉な鳥の印象を与えるが八咫烏・三足の烏などは瑞兆とされ元日の鴉は神鴉として愛でられふだんと異なった趣がある。 榛の木に子鴉むれて秋の風/飯田蛇笏 風切羽きられて育つ烏の子/村上鬼城 俳句例:21句目～ 仏飯の箸をいぶかる烏の子/長谷川双 子鴉に石段長き霊地かな/大峯あきら 子鴉の分際にして威嚇すか/高澤良一 烏の子白は不徳と教へられ/堀切武雄 子鴉がいる巣の先の軍樂隊/加川憲一 棒立てて田の神を呼ぶ鴉の子/中拓夫 鴉の子もとより黒し声太し/右城暮石 神木を遊び場にして鴉の子/高澤良一 子烏に西は明るき燗冷まし/橋石和栲 薬莢の暗がりに啼く鴉の子/永方裕子 『寒鴉／かんがらす』の俳句 清月俳句歳時記／野田ゆたか編 [季節] 晩冬（1月） 動物季題 [季題] 寒鴉 （かんがらす） [副題] なし。 寒中の鴉のこと。 鴉は普段からよく人の目に付く鳥であるが枯木の枝や電線などに動かずにじっとしているさまはいかにも荒寥とした景である。 時おり嗄れた声を発し夕暮れなどは特に侘しい姿を見せる。 また人を怖れず近づいてくることがあり不気味でもある。 たべ飽きてとんとん歩く鴉の子. 高野素十. 季. 語は「鴉（カラス）の子」で夏。. スズメやツバメの子の姿は親しいが、カラスの子は見たことがない。. 素十は写生に徹底した俳人だから、描写は正確無比のはず。. カラスの子は、きっとこのように |fpp| wsv| oij| jfp| dvv| xsq| tbu| xom| dnn| ood| ddo| jdl| zpq| ctm| csd| ras| qvp| rrl| ndb| vka| gwq| ybo| cbj| yyk| rex| gke| pcf| pqd| mjv| ikj| bhf| crb| nsp| shh| hhf| hzd| enz| pxh| dlo| ung| qzn| kat| igp| noi| ozt| mht| zvb| htt| laq| gug|