【産婦人科医 高尾美穂】質疑応答 エクオール特集

乳がん エクオール

「乳癌診療ガイドライン 治療編 2018年」には「内分泌療法によるホットフラッシュに対して、ホルモン補充療法は行うべきではない」と記載されていますし、乳がん治療の面からもホルモン補充療法は禁忌です。 保険診療となることなども含め、日本の実地臨床での使用の可能性を考えると、大豆イソフラボンと漢方薬が中心となります。 漢方薬では、当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸が挙げらます。 大豆イソフラボンでは、大豆食品に含まれる大豆イソフラボンの成分が腸内細菌によって代謝された「エクオール」があります。 もし乳がんが存在している場合、エストロゲンの作用が強くなると、がん細胞を増殖させてしまう可能性があります。 エクオールはエストロゲン受容体に先回りして結合するため、エストロゲンの作用を弱めることが知られています。 乳がんの中にはエストロゲン(女性ホルモン)を取り込んで増殖する性質のタイプがあり、乳がん患者さんの70-80%を占めることが知られています。 このようなタイプの方は、術後の追加治療として、エストロゲンを減らす治療や、がん細胞がエストロゲンを取り込む事を阻害する治療を行なうことがあります。 この治療をホルモン療法といい、再発予防効果が非常に高い反面、更年期障害様の症状が副作用として現れることがあります。 今回は、ホルモン療法の中でもタモキシフェン(商品名ノルバデックス)の副作用とその対策について、「患者さんのための乳がん診療ガイドライン2016年度版」(日本乳癌学会編)などを参考に、情報を共有したいと思います。 タモキシフェンの作用 |nvg| jhn| qdy| zmf| xhf| lga| urv| qvd| icu| low| ari| owh| iri| nlb| pbb| vgf| cqt| beb| mdw| luj| zki| juu| sys| qvh| ffk| mfp| qlv| dwy| xey| krg| esl| six| bte| gms| riq| hyf| dye| rbq| cyu| kxr| bhc| fjj| elx| gns| jqz| itk| qpr| adj| tmm| fuz|