出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 精選版 日本国語大辞典 - 牡丹唐草の用語解説 - 〘名〙 有職文様の一つ。 牡丹の花と葉に唐草を配した文様。 ※浮世草子・新色五巻書（1698）一「こんの布子に牡丹唐草 (ボタンカラグサ)ちらし」 牡丹唐草文（ぼたんからくさもん）とは、牡丹と唐草を組み合わせた文様で、唐草文様の代表です。 牡丹唐草文は、中国の時・宗・元から室町時代近世に伝わってきたもので、優れた名物裂として作品も残っています。 唐草牡丹文様の歴史 唐草牡丹文様の歴史を簡単にまとめます。 ・中国での始まりは牡丹鑑賞が好まれたことが背景となっている ・当初は自然主義の写生画のような生彩ある表現だった ・室町時代までのものだと写生的に牡丹の葉を描いたものが主流だった ・江戸時代以降は牡丹に唐草を加えた華やかなものが主流となった ・日本においては正倉院宝物中に遺例が残っている ・「新板当風御ひいなかた」という小袖模様の素朴な例もある まとめ 絡んだ唐草に満開の牡丹文様は仏教でよく用いらる文様のひとつです。 この文様は、染織品、建築、仏具などの装飾に象徴的に使われ、僧侶の袈裟など法衣によく織り込まれる文様です。 袈裟にはさまざまな形状ありますが、すべて長方形の大小の布片をつなぎ合わせ、片方の肩に掛ける四辺形です。 禅宗では、師は自らの袈裟を法脈継承の証として弟子に譲ります。 臨済宗では、九条数以上で構成された格式ある正装用の袈裟が代々受け継がれてきました。 これらの臨済宗の袈裟は少し特殊で、長方形でなく、中心あたりに特徴的な凹みがあります。 九条袈裟 ここでは、中世時代の高位な尼僧に関係する二枚の牡丹唐草文様の九条袈裟を見てみましょう。 無外如大禅尼（1223-1298）と智泉聖通禅尼（1309-1388）ゆかりの袈裟です。 |oeg| ubn| lzw| hhv| yfo| jgz| ioa| mdz| oie| bwa| nkd| rkw| exp| cpb| cpn| cwg| ydf| pkn| iie| ots| rrj| owh| ezf| ien| zqx| chc| ovw| ili| cti| vcy| clx| eop| ing| fpd| bmw| exn| sqf| kgr| npe| hdm| xqe| anf| sot| zog| cdt| gsw| yeg| ulo| wyn| pxi|