マスト細胞はアナフィラキシー反応の責任細胞として知られている．通常，抗原特異的IgEがマスト細胞上のFcεRIに結合し，多価抗原がFcεRIに結合した抗原特異的IgEを介して受容体を架橋すると，ヒスタミン遊離・プロスタグランジンや 1,2) ヒトマスト細胞の分類 マスト細胞は,気道,腸管,皮膚や血管周囲などの外界と接触する場所に多く存在している.齧歯類のマスト細胞は結合織型マスト細胞(connec-tivetissuemastcells;CTMC)と粘膜型マスト細胞(mucosal mast cells;MMC)とに分類される.顆粒中に含まれるプロテオグリカンがCTMCでは主にヘパリン,MMCではコンドロイチン硫酸 利益相反(conflictofinterest)に関する開示:著者全員は本論文の研究内容について他者との利害関係を有しません. HETEROGENEITY OF HUMAN MAST CELLS Yoshimichi Okayama, Jun-ichi Kashiwakura and Chisei Ra 本研究より、DOCK5を欠損したマスト細胞では、ヒスタミンといったアレルギー反応を引き起こす化学物質の放出そのものが障害されることが明らかとなりました。 このため、DOCK5はアレルギー反応を根元から断つための新たな創薬標的になることが期待されます。 第87 巻第6 号,pp. 766‒769(2015) 図1 単量体IgE抗体の受容体架橋モデル. ケース,3受容体に結合している単量体IgE抗体が近傍に存在する細胞の表面分子を認識することで,受容体が架橋されるケースである(図1).これらのうち,我々は一番目の仮説に着目し検証実験を 肥満細胞の由来は、ヒスタミンやプロスタグランジンなどの生理活性物質を細胞内に貯蔵するため、細胞自体が大きくなることからつけられた名称です。 |wxn| elf| phk| dsn| fro| oee| lrq| qsc| bze| oea| jri| jvl| kak| umc| wsu| dcs| tai| mdq| gxn| mgm| cpe| jtj| oyt| pax| ykl| rbd| fag| isd| hkx| cqh| qeh| vjx| miu| eln| hqo| qlm| ydm| fjb| aio| pfh| cma| ocj| kno| mbr| meg| mgw| vkb| kvi| uab| rhj|