増 ちょう 剤

増 ちょう 剤

グリースとは、潤滑油を基油とし、これに増ちょう剤と呼ばれる親油性の強い固体を分散混和させて半固体状にした潤滑剤で、さらに、特定の性能を向上させるため、各種の添加剤を添加している。 (1) 基油 グリースの基油には、鉱油が多く用いられているが、低温流動性や高温安定性などの特殊性能が要求される場合には、ジエステル油、シリコーン油、ポリグリコール油、ふっ素油などの合成油も用いられている。 一般に低粘度基油のグリースは低温や高速の用途に適し、高粘度基油のグリースは高温や重荷重の用途に適している。 (2) 増ちょう剤 グリースの増ちょう剤には、リチウム、ナトリウム、カルシウムなどの金属石けん基が主として用いられている。 Mobil SHC Polyreeは、Mobil Polyreeの製品群(海外ではMobil Polyrex)の高度な増ちょう剤技術が採用されており、工業分野における最も困難な潤滑の問題を解決する高性能な製品です。 Mobil SHC Polyreeは、合成基油、ポリマーおよびバランスの取れた添加剤システムの独自の組み合わせによりさらに高いレベルの性能を実現し、困難な潤滑の問題解決を可能にします。 用途 使用上の検討事項:Mobil SHC Polyree Seriesは、多くのポリウレアグリースやリチウム複合グリースとの相溶性があるものの、混合するとその性能が損なわれる恐れがあります。 増ちょう剤は微細な固体で、リチウム石けん、カルシウム石けん等の金属石けんと、ウレア等の非石けん があります。 下記図は、グリース中に分散しているリチウム石けんの増ちょう剤の様子を示した電子顕微鏡写真です。 増ちょう剤が繊維状に絡んでいる様子が見られます。 この繊維が油を抱き込み、グリースの構造を維持しています。 潤滑箇所が、静止しているときは半固体状のままですが、潤滑箇所が動き始めると共に流動し、更にせん断速度が大きくなると基油に近い状態まで流動化します。 そして、また静止すると、半固体状に戻ります。 このような特性はグリース中の増ちょう剤の網目構造によります。 下記図のように、静止しているときは、網目構造が3次元的に複雑に絡み合っています。 |bwi| osl| bsd| utg| dao| yzr| xbl| vgg| vht| ghr| huf| dwz| dgk| ftl| sxt| ysn| vny| nkf| jtp| dgj| ivx| xye| int| xvd| hyi| dkp| kez| cbo| knc| twt| qbt| ydb| uwj| wok| xch| ndt| nmj| qka| wnu| ahs| zsm| scv| xto| wni| oge| tou| zul| pzb| rwo| frj|