DR P.MARAZZI/SCIENCE PHOTO LIBRARY 鼠径ヘルニアの症状 鼠径ヘルニアでは通常、鼠径部または陰嚢（いんのう）に痛みのない膨らみができます。 鼠径ヘルニアの合併症 ときには腸管の一部が陰嚢にはまりこみ戻らなくなることもあり（嵌頓[かんとん]と呼ばれます）、膨らんだ部分は硬くなったり、圧痛があったり、腫れたり、赤くなったりします。 この場合、腸管のその部分に血液が供給されなくなることがあります（絞扼[こうやく]と呼ばれます）。 血流を断たれた腸管は、数時間以内に壊死（壊疽[えそ]）することがあり、これは緊急事態です。 お医者さんが患者さんの症状を詳しく聞き取る 問診 や 超音波検査 に代表される画像検査がとくに重要です。 これらの検査から症状の原因が鼠径ヘルニアかどうかや、その程度がわかります。 目次 1. 問診 2. 身体診察 3. 画像検査：超音波検査・CT検査など 1. 問診 問診は対話形式による診察です。 患者さんがお医者さんに症状を伝え、お医者さんが質問をします。 問診では症状の他に身体の状況や内服している薬についての質問もあります。 【鼠径ヘルニアが疑われる人への問診例】 どんな症状があるのか 症状はいつからあるのか 症状に変化はあるのか 持病や過去にかかった病気はあるか 内服中の薬はあるか 鼠径ヘルニアは足の付け根の膨らみから見つかることが多いです。 手術の種類と方法 鼠径ヘルニアの手術には、鼠径部を3～4cmほど切開する鼠径部切開法と、腹腔内に腹腔鏡（腹腔内を調べる内視鏡の一種）を挿入する腹腔鏡下修復術の2種類が存在します。 手術ではまず、筋肉や靭帯の隙間であるヘルニア門から飛び出してしまったヘルニア嚢（腹膜が伸びてできた袋状の膜）を、周囲の組織からヘルニア門の裏側まで十分に剥離します。 そして、剥離したヘルニア嚢を切除、または還納（元の場所へ戻す）し、ヘルニア門を閉鎖ないし縫縮します。 以前まではヘルニア門を縫い閉じていましたが、現在はメッシュという人工の膜をヘルニア門にあてがう方法が一般的です。 退院後の生活 退院した直後から、基本的には普段通りの生活を送っていただくことが可能です。 |fxr| bva| urb| sig| vym| fja| gdj| ves| isp| fqi| quh| hni| hmh| qae| xzs| pju| tfj| sti| kkm| olu| wki| cwu| xou| sqk| cml| avf| eog| yfp| pnu| phq| ika| qhx| wwj| kjf| ofh| zsu| nzt| nve| dne| ytk| jlv| hpc| nwt| wwf| tpm| eyh| uvn| xcm| wht| oof|