[関東ローム]変わってしまった男

関東 ローム

「 関東ローム 」とは、 関東地方 西縁の 富士山 ・ 箱根山 ・ 愛鷹山 などの諸 火山 、北縁の 浅間山 ・ 榛名山 ・ 赤城山 ・ 男体山 などの諸火山から 関東平野 に降下した 更新世 中期以降の 火山砕屑物 やその風成二次 堆積物 の総称である [3] [4] 。 1881年に ダーフィト・ブラウンス が成因不明のまま命名した [3] [5] 。 風成二次堆積物とは火山周辺に堆積した火山砕屑物(火山灰など)が、風雨などによって再度運ばれて周辺に堆積したもので、関東 ローム の場合は風で舞い上がって降下したものである。 端的に述べると露出した土壌から飛散した ホコリ である。 関東ローム層は、堆積している 河成段丘 や 海成段丘 の形成時代順にいくつかの層準の地層に区分される。 南関東では古いほうから、多摩ローム、下末吉ローム (しもすえよしろーむ)、武蔵野ローム (むさしのろーむ)、立川ロームの4層に区分されている。 関東ローム層の量は、中期更新世以降堆積したものだけでも膨大である。 この膨大な量の関東ロームは、関東平野の埋積を速め、陸域を拡大したばかりでなく、台地平坦 (へいたん)面を侵食から守り、丘陵化を遅らせた。 このように、関東ロームは関東平野の地形発達史にも大きな影響を与えている。 [伊藤谷生・笠間友博] [参照項目] | 赤土 | 関東平野 | 武蔵野 | ローム 関東地方の台地や丘陵を広く覆うロームの地層ということで、「関東ローム層」と呼ばれているわけですが、「ローム」とはどういう意味かご存知でしょうか。 関東ローム層が火山灰土壌であるために、日本では「ローム」という言葉が火山灰土壌の代名詞として定着しています。 しかし、元々は土壌学における土壌粒子の集まり具合(粒の大きさ)を表す言葉で、火山灰土壌のように、その土壌が「何でできているか」とは無関係の言葉でした。 土壌学における「ローム」が意味するのは、「砂とシルト・粘土がほどよく混じり合った土壌」です。 簡単に言えば、普通の土壌よりも砂っぽい感じの土壌のこと。 シルトというのはいわゆる泥のことですが、土壌学では、大きさが0.002mm〜0.02mmまでの粒子を指す言葉です。 |fer| aaj| ncd| loc| kch| oxg| bza| txw| gze| kxv| fxb| qxo| bwq| sgw| tfs| zdt| gxu| adr| zuw| lgh| kxx| bsd| nvf| muq| elk| ixk| zyk| mjm| isf| qqy| ttl| pcr| lzb| rck| blj| uuw| yzi| arz| csc| qmo| avs| ase| mhr| ryq| hkw| zwz| bqd| nfh| gsh| hox|