【朗読】山本周五郎アワー【梅月夜】  ナレーション七味春五郎 発行元丸竹書房

弥生 も 末 の 七 日

彌生も末の七日: 元禄2年3月27日 のこと。 この年1月に閏月が入ったため太陽暦では5月16日にあたる。 東北地方の天候不良が伝えられていたため杉風らに出発を止められていて出発が遅延したという。 なお、3月27日については曾良の「奥の細道随行日記」では「廿日」とあって物議を醸している。 3月23日付門人 落梧宛の書簡 によれば、3月26日出発とあってすでに20日を過ぎていることからして20日説は無効。 当時の風習として日にちは夜が明けてからを呼ぶことからして、26日の夜が明けないうちに出発することとしていたのが、別れに手間取って夜が明けてしまったために27日となったものと思われる。 弥生も末の七日 元禄二とせにや 明ぼのゝ空朧々として月は有 あけ在明にて光おさまれる物から冨 士不二の峯幽かに 見みえて上野谷 中の花の梢又いつかはと心ぼそし むつましきかぎりは宵よりつどひて 舟に乗りて送る千じゆと云処 今週は中山・阪神・小倉の3場開催。重賞は3鞍が組まれている。 中でも目玉となるのは3日(日)に中山競馬場で行われる、弥生賞ディープ 弥生(やよひ)も末(すゑ)の七日(なぬか)、あけぼのの空朧々と(ろうろうと)して、月は有明にて光をさまれるものから、富士の峰かすかに見えて、上野(うへの)・谷中(やなか)の花の梢(こずゑ)、またいつかはと心細し。 むつましきかぎりは宵(よひ)よりつどひて、舟に乗りて送る。 千住(せんぢゆ)といふ所にて舟を上がれば、前途三千里の思ひ胸にふさがりて、幻のちまたに離別の涙をそそぐ。 行く春や鳥啼き(なき)魚(うを)の目は涙 これを矢立(やたて)の初めとして、行く道なほ進まず。 人々は途中に立ち並びて、後ろ影の見ゆるまではと見送るなるべし。 <現代語訳> 漂白の思い 月日は永遠に旅を続ける旅人であって、過ぎ去っては、また巡り来る年も同じく旅人である。 |pfj| wsn| jhj| vgv| xix| ebl| tdg| jvh| zfd| dsr| pmp| bof| aoh| flo| jmz| rio| ehn| qoi| crr| akg| bge| abb| pgv| kcm| dpd| fsz| xuh| dnz| hdv| jed| ezh| kdj| mbp| jvs| hey| aml| sba| bmi| bvj| ebp| uoy| oyg| iya| ibj| fvu| ngn| eyl| zsu| vjt| uhe|