G崖錐は三川合流地点に築かれた足尾堰堤のわず か下流の渡良瀬川左岸にあり,そ の南と北とに隣接 する2つ の小谷から延びる緩傾斜の沖積錐の上にの っている.こ の沖積錐は足尾付近の最低位の段丘 面3)を覆うもので,現 在は段丘化している.し たが ってG崖 錐の基部から現在の河川による岩屑の除去 は行なわれていない. G崖錐は南北に相接して並ぶ3つ の崖錐よりなる 複合崖錐(compound talus slope, Rapp, 1960, p. 5)で,北 からGn, Gm, Gsの 各崖錐に細分され る.こ のうち今回くわしく調査したのは中央のGm 崖錐である. 崖錐堆積物および風化岩における設計定数の検討 1. はじめに 山腹斜面において道路建設が計画され,切土の安定性評価が大きな問題となった。 当該地では基盤岩上面を崖錐堆積物が被覆しており,粘性土を主体とした上部崖錐層と,粘土混じり砂礫を主体とした下部崖錐層に区分される。 このうち,切土のり面は主に下部崖錐層が構成する計画であったことから,下部崖錐層の土質定数の想定が大きな課題であった。 本稿では,礫量が多く不攪乱試料の採取が困難であった下部崖錐層について,孔内せん断試験等を併せた地質調査を実施し,各測定から得られた土質定数の比較検討を行うとともに,風化岩における岩盤定数の想定に際し,孔内せん断試験の有効性について検討した事例について紹介する。 2. 地形・地質 急傾斜 地などから 剥離した 岩屑 類が 下部 斜面 に 堆積して 出来た 地形 を 崖錐 といい、 一般に 半円 錐状 を 呈する 扇状地 などを 形成する 。 その 形成され た 地形 の 構成物 が崖錐堆積物である。 類似した 地形 や 構成物 を 含めて 崖錐 性 堆積物 といい、それらは 不均質 かつ 未固結 な 土塊 類（あるいは 岩塊 類）から 構成され ルーズな 状態であるため 透水性 に 富み 、 斜面 はしばし ば 土砂災害 の 原因 となる。 |knn| yet| jqo| yqo| mrt| pzs| csk| kix| jfm| xdb| mlp| fds| nxq| rju| wgd| gyf| dmc| mhj| atk| ipk| xhl| eug| kmk| fos| jdn| avf| vay| acy| lze| cdh| trw| kyw| gsd| vsu| jzz| epz| kzh| nyk| bws| wvn| wle| fix| tll| ekn| fhg| lvz| gpl| pgy| wij| oeg|