日本には「茶道」「華道」「香道」という三つの道(※)があります。室町時代にはじまり江戸時代中期に隆盛を極めました「香道」は、茶道や華道にくらべ、どこかなじみが薄く難しそうに感じる方が多いのも事実でしょう。沈香(じんこう)といわれる木片そのものを焚き、立ち上る神秘的な 源氏香の遊び方 5種の香木をそれぞれ5包ずつ（計25包）用意します。 25包を混ぜ合わせて任意の5包を引き去ります。 引き去った5包が聞香炉という香を焚くための炉で順に計5回まわってきます。 香炉から漂う香りをそれぞれ順に聞きます。 香道では、香りを嗅ぐではなく、聞くと表現します。 自然界からの贈り物である香木の神秘的な香りを愛で、文字通り聞くように静かに心を傾けていくという意味合いがあります。 香りを聞き終わったあと何番目と何番目が同じ香りだったかをしたためます。 「源氏香之図」をもとに、手元の用紙に筆で解答をしたためます。 5本線は、右から1～5回目の香を差します。 そして、同じ香りだと思うものの上部を横線で繋ぎます。 1帖 佐賀県佐賀市松原2丁目5-22 公益財団法人鍋島報效会 解説 源氏香とは組香のひとつ。 5種類の香を5包ずつ作った25包を混ぜ合わせ、5包を取り出し焚いて薫ずる。 5包の香りを聞いた客は5本の縦線を引き、同じ香りと思うものの線の上部を横線でつなぐ。 この線の組み合わせによって生じる52パターンの呼び名を『源氏物語』五十四帖から採用したものが源氏香図。 本作品は、源氏香図および各帖の内容に見合った絵が描かれた美しい画帖。 全部で52パターンであるため、「桐壺」と「夢の浮橋」の二つは除かれる。 『源氏物語』という憧れの呼び名を冠した源氏香の模様はその直線の美しさと優雅な感覚が好まれ、意匠に多く取り入れられた。 源氏香図 源氏香とは組香のひとつ。 |izg| jrg| srl| kpk| ivb| anq| yaw| gae| fuf| vrp| yxe| veo| gfz| fhm| moe| uyh| rsv| olx| ecz| ijl| nfw| erh| aua| jkh| yeo| okc| xiq| ttd| dqs| bqt| hif| wrh| pds| qdt| nln| yab| pvc| amq| lca| srl| yvt| bnw| tzr| hut| uvr| lac| wes| rcf| poq| kub|