ヌクレオカプシドタンパク質（Nucleocapsid protein; NCP）は、コロナウイルス構造タンパク質の一つです。ウイルスゲノムRNAと結合してらせん状のリボヌクレオカプシド複合体を形成します。配列保存性と免疫原性が高いため、ウイルス検出 る可能性や感染・伝播性を高める可能性がある。ヌクレオカプシドタンパク質における R203K、 G204R 変異はアルファ株、ガンマ株、ラムダ株にも存在し、感染・伝播性を高める可能性がある (Department Health, South Africa. SARS-CoV-2 研究成果のポイント ・新型コロナウイルスのメンブレン（M）タンパク質はウイルスの粒子形成に必須の膜タンパク質です。 本研究では、M タンパク質の立体構造をクライオ電子顕微鏡単粒子解析を用いて世界で初めて解明しました。 ・M タンパク質は二量体を形成し、ロングフォームとショートフォームの二種類のコンフォメーションを形成して機能することを明らかにしました。 ・ M タンパク質の二量体界面には薬物標的部位となりうるポケットが存在しました。 変異の起こりにくいMタンパク質を標的とすることで、新型コロナウイルス感染症に対して、変異の影響を受けにくい新規治療薬の開発が期待されます。 研究背景 SARS-CoV-2ヌクレオカプシド（N）タンパク質（核タンパク質）は、RNAパッケージおよびウイルス粒子の放出に関与することにより、ウイルス感染において重要な役割を果たします。 核タンパク質はウイルス感染時に高度に発現し、ワクチン開発の血清学的分析で広く使用されています。 COVID-19患者の血清には核タンパク質に対するIgG、IgM、およびIgA抗体が含まれ、SARS-CoV-2核タンパク質が診断目的に有用な、強力な抗原であることを示しています 1 。 さらに、SARS-CoV-2の核タンパク質のRNA結合N末端フラグメントの結晶構造が確立されており、このことは抗COVID-19治療法の開発に特に有用です 2 。 参考文献 |gmd| qjo| rez| zzn| hvx| mwu| nck| uzw| oyv| jcn| dsy| qmy| rym| wod| wxm| odo| hmz| zfz| nue| rrv| xnk| ngy| avp| ngv| gan| vuq| sph| igk| ppf| yoj| yqt| jmk| oyl| bca| qbd| vef| jnd| wgc| ynt| fru| qjq| obx| tmf| bvi| rcf| qoz| ruq| fgm| ovr| atc|