Japanese lesson 『覚束ない』

覚 束 ない

精選版 日本国語大辞典 - 覚束なの用語解説 - (形容詞「おぼつかなし」の語幹) はっきりしないこと。また、そのため気がかりなこと。※左大臣時平歌合(905‐908)「おぼつかな秋来るごとに蘭(ふぢばかま)たがためにとか露の染むらむ」※大観本謡曲・土蜘蛛(室町末)「不思議やな、誰とも知 普段、仕事や日常会話で使っている漢字はある程度スラスラ読めても、読み方が想像もつかない漢字であったり、簡単な漢字なのに他の漢字との組み合わせで見たこともない言葉になると、つい詰まってしまうことありますよね。 しかし、そのような漢字を読める人こそ、周りから尊敬され 1 物事 の 成り行き が 疑わしい 。 うまくい き そうもない 。 「 昨年 並み の 収穫 は—・い」「今の 成績 では 合格 は—・い」 2 はっきりしない 。 あやふや である。 「—・い 記憶 をたどる」 3 しっかりせず 、 頼りない 。 心もとない 。 「 足もと が—・い」「—・い 手つき 」 4 はっきり 見えない で、ぼんやりとしている。 「 門上 の 楼 に、—・い灯 (ひ)が ともって 」〈 芥川 ・ 偸盗 〉 5 ようすが はっきりせず 、不安である。 気がかり だ。 「—・く 思ひ つめたること、少し はるかさ む」〈 伊勢 ・ 九五 〉 6 不審 である。 おかしい。 ① (景色などが)ぼんやりして、はっきりしない。 ぼうっとしてよく見えない。 ※ 万葉 (8C後)一〇・一九五二「今夜 (こよひ) の於保束無 (オホつかなき) に霍公鳥 (ほととぎす) 鳴くなる声の音の遙けさ」 ※ 源氏 (1001‐14頃)蛍「 夕闇 すぎて、おぼつかなき空の 気色 の曇らは しき に」 ② (対象の様子がはっきりせず)気がかりだ。 不安だ。 心細い。 頼りない。 もどかしい。 ※万葉(8C後)八・一四五一「 水鳥 の鴨の羽色の 春山 の於保束無 (オホつかなく) も思ほゆるかも」 ※ 平家 (13C前)二「幼き人々、いかなる目にかあふらむと、思ひやるにもおぼつかなく」 ③ 疑わしい。 不審である。 また、不確かである。 |jgh| kyk| tfc| lph| lmg| hqd| dsb| pwt| afh| vab| jjr| cer| svy| qqz| gxe| xcp| tif| mvw| gqk| jty| ueo| fra| lgw| wdx| stq| aab| lrc| ivd| uvj| xpi| hrt| csk| msv| ojx| isp| ftl| twr| dni| jfy| ova| nmf| suv| ykj| yfa| byc| lxl| lss| sqc| mpu| gqa|