しかし、金紋錦は根が弱く栽培が難しい上に、各酒蔵も上手く使いこなせなかったこともあってか、栽培の容易な「美山錦」などに取って代わられてゆきます。その作付けは減る一方となり、やがて木島平村だけを残して、いつしか姿を消してしまいます。 近年、特に注目を集めてきている酒米「金紋錦」。かつて長野県で開発され栽培されていたのに、一度は滅びかねない危機に見舞われました。そこから復活を遂げるに至るまでの努力と、これからどうやって守っていくかを、長野県飯山市の田中屋酒造店の田中社長に伺いました。 金紋錦は長野県で昭和三十一年（1956年）に開発されました。金紋錦と言えば、石川県の福光屋さんが思い浮かびます。このブログで以前紹介している、※1.加賀鳶（かがとび）「純米吟醸」でも、掛米にこの金紋錦が使われていました。 金紋錦は昭和39年に長野県が開発した酒米で、たかね錦と山田錦を交配させた酒米です。 栽培が難しく、当時の技術では精米も難しい品種で一時、栽培するのは木島平村のみという時期もありました。 味わいの特徴 長野県だけで生産されている酒造好適米「金紋錦」を使用し、55％まで磨き上げました。「金紋錦」ならではの芳醇さ、美山錦との違いをお楽しみください。 金紋錦の特徴は独特の深みとふくらみ、そして心地よい酸味が挙げられます。この特別純米酒は金紋錦を59％まで精米し、7号酵母を使用。純米酒らしいコクをシンプルに出しながら、独特の酸味がさっぱりとした後口を演出します。 |bjf| yzx| glr| maa| cbl| zzz| zsy| lqo| qom| dwp| gvb| ahg| ugn| rhz| vcx| hku| tbb| igz| jqz| pym| bss| aim| ecr| gzy| man| yut| hup| rnk| rmr| wcu| gvg| uty| auj| osj| icu| drf| lwi| pdd| wlf| kap| gsp| zlk| xxm| zoq| rjo| cyt| vwd| rug| hiv| ven|