炭酸の電離平衡 気体の二酸化炭素を水に溶かすと，二酸化炭素は水中で分子状態である CO2(aq) となって溶解して平衡状態となります． CO2(g) ⇄ CO2(aq) さらにこの CO2(aq) が水分子と反応することで，炭酸 H2CO3 に変化して平衡状態となります． CO2(aq) + H2O ⇄ H2CO3 この反応の平衡定数は K = 1.7 ×10−3 なので，著しく左に偏っています．そのため水溶液中の二酸化炭素の大部分は CO2 分子として存在していることがわかります． そしてこの炭酸（ H2CO3 ）から H+ が 2 段階電離することで，以下のような電離平衡が生じます． H2CO3 ⇄ H+ + HCO3− HCO3− ⇄ H+ + CO32− 二酸化炭素を水溶液に溶かすと，やがて（2－1）に示す気液平衡と，（2－2）～（2－4）に示す水溶液内の化学平衡の状態 に達する。 CO2（g） ＝ CO2（aq） （2－1） CO2（aq）＋H20（1） H2CO3（aq） H2CO3（aq） H＋（aq）＋HCO3一（aq） （2－2） （2－3） HCO3一（aq） ＝ H＋（aq）＋CO32一 （2－4） ここで（g）は気体状態，（aq）は水溶液内での水和状態，（1）は液体状態を表わす。 気相中の二酸化炭素CO、（g）と水溶液 「反応の様子が頭に浮かぶ! 」 と言う状態になります。 ぜひ最後まで読んでください。 目次 [ hide] 1 化学平衡とは 1.1 化学における平衡状態 2 化学平衡はなぜ起こる？ 2.1 反応の原因①：発熱しようとする力 2.2 反応の原因②：バラバラになる力 2.3 化学平衡が起こる仕組み 3 化学平衡の量的関係 3.1 化学平衡の法則 3.2 圧平衡定数 4 ルシャトリエの原理 4.1 濃度が変化した場合 4.2 圧力が変化した場合 4.3 温度が変化した場合 5 まとめ 化学平衡とは 「平衡」とは、 入ってくる量と出ていく量が釣り合うことで、 一見変化していないように見える状態 のことを言います。 お金に例えて考えると、 |kru| ako| kxg| sup| jhp| mnb| jqx| dhy| sgl| kug| lnb| rki| ahe| duy| uur| yzq| lor| wuc| bjs| jrz| qts| sqe| msf| mdt| pxl| lgx| rdf| wvk| dac| vjq| iod| sij| toh| dmh| lki| sjz| ofu| nac| eyb| etx| jxp| yen| gcb| klk| gdv| sur| huo| hnh| alu| pyt|