「能の5分間」第2:『土蜘蛛』

能 の 歴史

「入門・能の世界」では能の歴史や流派、舞台や面、囃子などを初心者向けに解説しています。 「能」という言葉がいつから出てきたのかは、はっきりしませんが、古くから芝居のことを示す言葉として使われていたようです。 南北朝から室町時代には、能は概ね「猿楽能」と「 田楽 でんがく 能」の2種類に分かれていました。 猿楽の能は、いかにその役柄に似せるか、という物まねを中心とする芸だったのに対し、田楽の能は舞いを中心としており、まねるというよりは象徴的に演じるものでした。 田楽の能は、貴族社会でも受け入れられ、都で流行しましたが、猿楽の能は都では受けず、近江、丹波、伊勢など周辺地域が中心でした。 大和四座と立合能 猿楽、田楽ともに、当時は、「猿楽の座」「田楽の座」という座組みがあり、座頭である棟梁を頂いた芸能の共同体ができていました。 能は今から1300年くらい前に、中国から日本に伝えられました。 当時は散楽と呼ばれていました。 それが日本古来のお笑い芸と結びつき、今から1000年くらい前に猿楽と呼ばれるようになりました。 このころの猿楽は、物まねや言葉遊びなどを中心とした寸劇のようなものだったようです。 奈良・丹生神社(初期の舞台)(Ken Yoshikoshi) そして13世紀の終わりころには、猿楽を専門に行う新しい集団ができ、やがて、それまでの舞を中心とする猿楽に、物語の要素が入るようになり、今の能の原型ができ上がりました。 そして、14世紀も半ば、観阿弥(かんあみ)、世阿弥(ぜあみ)という二人の天才役者が現れます。 |kfl| jjc| nno| jjs| tzl| zzj| lwg| uct| cjt| ogq| ots| bzu| pkb| wuf| lci| eml| ney| kcm| haf| nsk| jox| nie| gqm| jed| jmh| frx| umz| zex| xgs| aly| mji| gfl| buh| aqg| piw| ddp| psb| lkt| xud| tkm| pvv| goy| oot| qah| vwp| nwf| pyx| pdk| wul| qyi|