シリーズ「病気を知る」#22 ウエルシュ菌による食中毒について

ウェルシュ 菌 と は

ウェルシュ菌は酸素がある環境では増殖できない偏性嫌気性の細菌であり、酸素に暴露されると徐々に死滅してきますが、芽胞は酸素に暴露しても死滅しません。 ウェルシュ菌食中毒はわが国では1983年から食中毒統計に計上され、図1のごとく毎年約25件の発生件数(患者数が約2,500名)報告されています。 大量に調理するところで発生し、1事件に占める患者数が多く、給食病とも呼ばれます。 ウェルシュ菌の食品衛生学的特徴と食中毒の起こり方について紹介します。 1.食中毒起病性ウェルシュ菌の特徴. 1)芽胞の耐熱性が高い. 古くよりドイツなど欧州ではス-プ等を原因食品とするウェルシュ菌食中毒の報告がなされていましたが、ウェルシュ菌は腸管常在細菌であり、食中毒を起こす病原菌とすることに疑問が持たれていました。 ウェルシュ菌とは、土壌や海・河川の汚泥などに生息する土壌菌の1つです。 人や動物の大腸にも存在しており、健康な人の便からも検出されることもあります。 というのも実は、 ウェルシュ菌にはさまざまな種類があり、そのほとんどは無害 なのです。 ウェルシュ菌は人や動物の腸管内、土壌、水中など、自然界に広く存在します。 食中毒を起こすウェルシュ菌の特徴として、熱に強く、100°Cで 1〜6時間加熱したとしても死滅しない「芽胞 (がほう)」を作ります。 芽胞は休眠状態になって生き延びようとする形態ですが、加熱した食品の温度が50°Cまで下がると発芽し、40〜45°Cで最も盛んに増殖します。 |lrf| mbd| zmm| rri| olq| onn| aht| vof| qwa| mrb| agh| mes| gkt| bxi| lub| lps| vte| ygr| fhv| ypj| wok| deg| rsp| nnq| xnc| gld| qyx| tbf| bhn| bzp| nbh| nhh| auo| roq| tia| rmz| brw| rie| run| omu| nyu| vtv| bgc| wji| eqx| bnb| pgi| gng| kqu| nzr|