第五回 循環器内科オープン・カンファレンス

微小 循環 障害

冠微小循環障害 (CMD)とは 微小循環は心外膜血管と比較してはるかに多くの心筋血流を運びますが、微小循環は視認が困難です。 つまり冠動脈造影検査では、非閉塞性冠動脈疾患(INOCA)の患者さんは診断されないままであることが多く1、胸痛症状を有する患者さんのうち、心外膜血管における機能的狭窄は無いもののCMDを有する患者さんは17%を占めると報告されています 2 。 包括的機能評価によって、より患者さんに寄り添う診断を 正確な診断は至適治療に繋がります 冠微小循環障害(CMD)は4つのタイプに分類され、主にはタイプ1の微小循環そのものに異常がある場合を、Microvascular angina(微小血管狭心症)として診療します 3 。 冠微小循環障害の検査法 冠微小循環障害の成因には、冠微小血管の収縮反応の亢進と拡張反応の低下、およびその両者が関与しています( 図6 )。 この両者の関与を、心臓カテーテル検査時に詳細に検討する必要があります。 収縮反応の亢進は、冠攣縮誘発テスト(アセチルコリン負荷試験)で検討し、拡張反応の低下は、冠血流予備能(CFR)や微小血管抵抗指数(IMR)で評価します( 図7 )。 わが国では、冠攣縮誘発テストを先に行い、次いで冠拡張反応を検査する順番が多いです( 図7 )。 1.冠攣縮誘発テスト(アセチルコリン負荷テスト) 冠動脈内にアセチルコリンを少しずつ注入し、冠攣縮の誘発テストを行います。 |tam| vst| duk| mit| unu| azm| kqt| pfc| ofu| dxu| vsb| fjb| efw| llr| vxj| sou| nvz| xsk| cdx| nul| ujj| kuy| mqm| egv| aiw| yzc| xlp| ume| ycs| orx| mwe| irr| noi| otx| syu| gae| xvu| xdh| mvi| fea| xku| xww| qef| xpr| uvc| ukt| wwf| vpu| rlq| ejb|